
問い合わせの多い質問トップ10をAIに任せる手順
福岡のAI導入支援・野村が、問い合わせの多い質問トップ10をAIに任せる具体手順を解説。質問の集め方からテスト・運用まで、相談例とともに紹介します。
詳しく見る →AIチャットの精度が上がらない原因は学習データの作り方にあります。福岡のAI導入支援者が、社内資料からFAQ・想定問答を整える具体手順と料金感を解説します。
野村 直矢
KOKORASHI AI / 福岡のAI導入支援・LINE Bot開発
「AIチャットを入れてみたけど、肝心なことを聞くと見当違いの答えを返す」。先日、博多区で美容関連の店舗を数店運営される方から、こんなご相談をいただきました。ツールは悪くありません。私が中身を見せてもらうと、原因はほぼ一つ。AIに渡している「学習データ」が整っていないのです。結論から言うと、AIチャットの精度は道具の良し悪しより、何を読ませるかで決まります。この記事では、私が福岡の現場で実際にやっている学習データの作り方を、順を追ってお話しします。
AIチャットと聞くと、ChatGPTのように何でも答える賢いものを想像される方が多いです。ですが業務で使うチャットは、自社の情報を読み込ませて初めて「自社のこと」を答えられるようになります。この読み込ませる情報のかたまりが学習データです。
私が運営するKOKORASHI AI(ココラシエーアイ)では、料金表・営業時間・よくある質問・予約のルール・キャンセル規定といった、お客様から実際に聞かれる情報を文章にまとめてAIに渡します。天神でエステサロンを営む方からは「AIに何を教えればいいのか、その時点で分からない」と言われました。これは当然の反応です。
ポイントは、社内では当たり前すぎて誰も書き出していない情報こそ、お客様が一番聞きたい内容だということ。そこを言葉にする作業が、学習データ作りの正体です。
学習データを作るとき、いきなり立派なマニュアルを書こうとすると必ず手が止まります。私がお勧めしているのは、過去にお客様から聞かれた質問を集めることです。
春日市の整骨院の事例では、受付の方に協力してもらい、電話や来院時に聞かれた質問を二週間メモしてもらいました。すると「駐車場はあるか」「保険は使えるか」「子ども連れでも大丈夫か」といった質問が、想像以上に偏って繰り返されていることが見えてきました。
集め方は難しく考えなくて大丈夫です。
この生の質問が、そのままAIが答えるべき項目になります。机上で想像した質問より、現場で実際に飛んできた質問のほうが何倍も役に立ちます。
集めた質問は、必ず「質問」と「答え」をセットにして書きます。私はこの一問一答の形をいつも徹底しています。なぜなら、AIは長い説明文の中から答えを探すより、質問と答えが対になっている形のほうが正確に拾えるからです。
たとえば久留米市の飲食店では、最初はお店の紹介文を丸ごとAIに渡していました。それだと「個室はありますか」と聞かれても、紹介文のどこを答えればいいかAIが迷い、曖昧な返答になっていました。これを次のように作り直しました。
このように一行で問いを立て、答えを具体的に書く。これだけで返答の精度がはっきり変わります。一問一答が30個もそろえば、日常の問い合わせの多くはカバーできます。
お客様は、こちらが想定したとおりの言葉で質問してくれません。「予約」と書く人もいれば「来店したい」「空いてますか」と書く人もいます。学習データを作るときは、この言い回しのゆれをあらかじめ織り込んでおく必要があります。
糟屋郡のペットサロンの事例では、「トリミングの料金」しか想定していなかったため、お客様が「カット代いくら」と打つとAIが反応しませんでした。そこで答えの文章の中に、お客様が使いそうな言葉を自然に混ぜ込みました。
こうしておくと、お客様がどんな言葉で聞いてきても、AIが同じ情報にたどり着けます。これは作り手側のちょっとした気配りですが、精度への効き目は大きいです。
学習データというと答えられる情報ばかりに目が向きますが、私は同じくらい「答えさせない範囲」を決めることを大事にしています。中途半端な情報で答えてしまうと、かえってトラブルになるからです。
福岡市南区の歯科医院の事例では、AIが治療内容について踏み込んだ回答をしてしまう不安がありました。医療の判断はAIがすべきではありません。そこで「症状や治療の判断に関わる質問には、お電話での相談をご案内する」というルールを学習データに明記しました。
線引きの考え方はシンプルです。
無理に全部答えさせないことが、結果的にお客様の信頼を守ります。賢く見せることより、間違えないことのほうが業務では大切です。
学習データは、作った瞬間から少しずつ古くなります。料金が変わる、メニューが増える、営業時間が変わる。これを放置すると、AIが平気で古い情報を答え続けてしまいます。
大野城市の学習塾の事例では、月に一度だけ「最近AIがうまく答えられなかった質問」を見直す時間を作ってもらいました。実際に答えに詰まった質問こそ、追加すべき学習データそのものだからです。新しい質問を一問一答で足していくだけで、AIは月を追うごとに賢くなります。
更新を続けるコツは、気負わないことです。
KOKORASHI AIでは初期費用0円・月額4,800円(税込)から導入でき、この更新作業もご一緒に伴走しています。最初の学習データ作りも、私が質問の集め方からお手伝いしますので、何を書けばいいか分からない段階からで大丈夫です。
Q. 学習データは何問くらい用意すればAIチャットは使えますか
業種にもよりますが、まずは実際によく聞かれる質問を一問一答で30問ほどそろえると、日常の問い合わせの多くをカバーできます。最初から100問を目指す必要はありません。よく聞かれる質問から作り、答えられなかったものを後から足していくのが現実的です。福岡の店舗様でも、この進め方で十分に実用レベルに達しています。
Q. 社内に文章をまとめる人がいなくても学習データは作れますか
作れます。立派な文章力は不要で、必要なのは現場で実際に聞かれた質問です。KOKORASHI AI(ココラシエーアイ)では、受付メモやLINEの問い合わせをもとに、私が質問の洗い出しから一問一答への整理までお手伝いします。何を書けばいいか分からない段階からご相談いただいて大丈夫です。
Q. AIが間違った答えを返したときはどうすればいいですか
間違いはむしろ改善のチャンスです。AIがうまく答えられなかった質問こそ、追加すべき学習データそのものだからです。その質問と正しい答えを一問一答で足せば、次からは正しく返すようになります。月に一度この見直しを回すだけで、AIは使うほど賢くなっていきます。福岡での導入後も、この更新作業を一緒に続けています。
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