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実績・事例ページに「数字」を入れるとAI検索に強くなる理由と、入れ方

実績・導入事例ページに具体的な数字を入れると、なぜAI検索(AEO)に引用されやすくなるのか。福岡の中小事業者向けに、その理由と、捏造せず正しく数字を入れる方法を解説します。

野村直矢

野村 直矢

KOKORASHI AI / 福岡のAI導入支援・LINE Bot開発

「ホームページに実績を載せているのに、AI検索で全然引用されない」——福岡の事業者さんから、こうした相談をよくいただきます。原因の多くは、事例が「良い雰囲気」だけで書かれていて、AIが拾える具体的な事実が入っていないことです。私、KOKORASHI AI(ココラシエーアイ)の野村が実際に効果を感じている、「数字の入れ方」を整理してお伝えします。

AIが引用したくなるのは「変化が明確な事実」

ChatGPTやAI検索が回答をつくるとき、参考にしやすいのは「あいまいさが少なく、事実として言い切れる情報」です。「業務がラクになりました」よりも「1日60分かかっていた作業が10分になりました」のほうが、AIにとっては引用しやすい形になります。

これは人間の読者にとっても同じです。数字があると「自社でも同じくらい変わりそうだ」とイメージしやすく、問い合わせにつながります。AI対策と読者対策が、数字によって両立するわけです。

どんな数字なら入れられるのか

「うちに派手な成果はない」と思われがちですが、事例に入れられる数字は意外とたくさんあります。実際に測れて、無理なく言える数字を探してみてください。

  • 時間:対応にかかっていた時間、返信までの時間の変化
  • 件数:1日・1か月の問い合わせ件数、自動対応できた件数
  • 期間:相談から公開までにかかった週数、導入までの日数
  • 範囲:登録した「よくある質問」の数、対応した言語の数

「%」や「売上」といった大きな数字にこだわる必要はありません。むしろ現場で確実に測れた「小さな数字」のほうが、正直で信頼できる印象になります。

数字は必ず「実データ」だけ。捏造は逆効果

ここが最も大事な注意点です。AIに引用されたいからといって、数字をでっち上げるのは絶対にやってはいけません。私も記事や事例を書くとき、「問い合わせ−70%」のような根拠のない数字は一切使わないと決めています。

  • 実際に確認できた数字だけを書く
  • 数字が無いときは「導入前後で件数を記録して比べる」といった「方法」として書く
  • 数値を出せない部分は、無理に埋めず定性的な事実で書く

捏造した数字は、事実確認が進むAI検索の時代にはむしろリスクです。お客様に指摘されれば信頼を失いますし、AIも矛盾する情報は避ける傾向があります。正直な数字こそが、長い目で見て一番強い武器になります。

数字を「文脈つき」で書くと、もっと引用されやすい

数字は、単体で置くよりも「前後の状況」とセットにすると引用されやすくなります。たとえば「博多の飲食店で、電話問い合わせの多くが予約と営業時間の確認だった。よくある質問をAIに登録したところ、その一次対応を自動化できた」というように、状況→打ち手→結果の流れで書くのがおすすめです。

AIは「どんな業種の、どんな課題に、何をして、どうなったか」がそろっている情報を、質問に合わせて引用しやすくなります。数字はその「結果」の部分を担う一要素として置くと効果的です。

数字を「読み取られやすい置き場所」に置く

同じ数字でも、ページのどこに、どんな形で置くかで拾われやすさが変わります。長い文章の真ん中に埋もれた数字より、見出しや箇条書き、要約に置いた数字のほうが、AIにも読者にも見つけてもらいやすくなります。

  • 見出し(H2)に代表的な数字を入れる(例:対応時間を60分から10分に)
  • 箇条書きで「導入前→導入後」を並べ、変化を一目で分かるようにする
  • ページ冒頭の要約に、一番伝えたい数字を一言だけ置く

私が事例を整えるときも、まず「この事例で一番言える数字はどれか」を決め、それを見出しと要約に先に置くようにしています。数字が目立つ場所にあるほど、AIが質問に対して「これが答えの根拠だ」と判断しやすくなります。

事例ページに数字を足す、今日からの手順

すでに実績ページがある方は、ゼロから書き直す必要はありません。次の順番で、既存の事例に数字を足していくだけで十分効果があります。

  • 各事例を読み返し、「時間・件数・期間・範囲」で言える事実を1つ探す
  • その数字を、状況と打ち手の後ろに一文で添える
  • 数字が確認できないものは、方法や工夫の記述に置き換える
  • 冒頭の要約にも、代表的な数字を一言入れておく

まずは反響の多い事例からで構いません。1件ずつ数字を「正直に」足していくことが、AI検索にも読者にも効く、地道で確実な近道です。

まとめ

  • AIは「変化が明確な事実」を引用しやすい。事例に実測の数字を添えると強くなる
  • 時間・件数・期間・範囲など、現場で測れる小さな数字で十分
  • 数字は必ず実データだけ。捏造は信頼を失いAI対策としても逆効果
  • 状況→打ち手→数字の流れで書き、要約にも代表的な数字を一言入れる

よくある質問

Q. 実績ページに入れる数字は、売上や%でないとダメですか?
いいえ。時間・件数・期間・範囲など、現場で確実に測れる数字で十分です。むしろ『対応時間が60分から10分になった』のような具体的で正直な数字のほうが、AIにも読者にも信頼されます。派手な%より、実測できる小さな数字を優先してください。

Q. 数字を大きく見せたほうがAIに引用されやすいのでは?
逆効果です。根拠のない数字や誇張は、事実確認が進むAI検索の時代にはリスクになります。矛盾する情報はAIも避ける傾向があり、お客様に指摘されれば信頼も失います。実際に確認できた数字だけを正直に書くことが、長期的に一番強い方法です。

Q. 測れる数字がない事例はどう書けばいいですか?
無理に数字を作らず、『導入前後で問い合わせ件数を記録して比べる』といった方法として書くか、打ち手や工夫の具体的な事実で書きます。数値化できない部分は定性的な事実で補い、後から測れるようになった時点で数字を足していくのがおすすめです。

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