
シフト・勤務表づくりをAIでラクにする手順|福岡の飲食・介護・小売の現場向け
シフト・勤務表づくりをAIで軽くする手順を、福岡の飲食・介護・小売の現場向けに解説。条件の書き出し方、希望休の渡し方、AIに任せてよい範囲と人が決める範囲まで具体的にまとめます。
詳しく見る →AIが自社の商品名や略語、地名を間違える原因は、社内用語をAIに教えていないことです。福岡の中小事業者向けに、30分で作れる社内用語集(表記ゆれ辞書)の作り方と、AIへの渡し方を解説します。
野村 直矢
KOKORASHI AI / 福岡のAI導入支援・LINE Bot開発
「AIに書かせると、うちの商品名が微妙に違うんですよね」。これは福岡の事業者さんから本当によく聞く不満です。私がいつもお伝えするのは、それはAIの性能の問題ではなく、社内の言葉を一度も教えていないだけということです。用語集を1枚作って毎回渡す。それだけで、直しの手間はかなり減ります。
AIは世の中に出回っている文章から言葉を覚えています。だから一般名詞には強い一方で、社外に出ていない情報にはまったく手が届きません。自社の型番、社内だけで通じる略語、創業以来の言い回し。これらはインターネット上に存在しないので、AIは「それらしい別の言葉」で埋めてしまいます。
厄介なのは、間違いが自然な日本語で出てくることです。文章としては読めてしまうので、社内の人間しか気づけません。だからこそ、毎回チェックするより先に、最初に教えてしまうほうが早いのです。
網羅しようとすると挫折します。私がおすすめしているのは、次の5種類に絞ることです。
まず、直近1か月に社外へ出した文書を5本開いてください。見積書、案内メール、SNS投稿、ホームページの1ページ、請求書の備考欄あたりで十分です。そこから固有名詞を拾って、次の3列だけの表にします。
糸島の製造業の方とこれを作ったときは、最初の30分で30語ほど集まりました。多ければいいものではありません。週に1回以上使う言葉だけにしてください。使わない言葉を入れると、更新されないまま古い情報がAIに渡り続けます。
作った表は、次のいずれかの方法でAIに読ませます。
用語集を作ると、思わぬところで効いてきます。まず議事録の要約です。会議では略語が飛び交うので、用語集がないとAIは略語をそのまま残すか、意味の違う言葉に置き換えてしまいます。次に問い合わせメールの下書き。お客様は正式名称ではなく通称で書いてくることが多く、用語集があるとAIが「これは自社のあの商品のことだ」と結びつけられます。
そして新しく入った方への説明です。用語集は結果として、社内の言葉を初めて明文化した資料になります。入社初日に渡す資料が1枚増えると考えると、作る手間の元は十分に取れます。
天神のサロンさんでは、メニュー名を変えたタイミングで用語集を直す、というルールにしています。更新の担当者を1人決めることが肝心で、全員が編集できる状態にすると誰も直しません。月末の締め作業のついでに5分見直す、くらいの軽さで続きます。
KOKORASHI AI(ココラシエーアイ)でAIチャットの構築をお手伝いするときも、この用語集は最初に作っていただく資料のひとつです。チャットボットに読ませる情報の土台になりますし、社内でAIを使うときにもそのまま流用できます。初期費用0円・月額4,800円(税込)からのプランでも、まずここから整えていただくことが多いです。
Q. 用語集は何語くらい必要ですか?
最初は30語程度で十分です。週に1回以上使う言葉だけに絞ってください。網羅しようとすると作りきれず、更新も止まってしまいます。
Q. 用語集を渡してもAIが間違えるときは?
指示文が長すぎて用語集が埋もれている可能性があります。用語集は依頼文の先頭に置き、「以下の表記に必ず従うこと」と明記してください。それでも直らない語は、依頼のたびに個別に指定します。
Q. 顧客名や個人情報も用語集に入れていいですか?
入れないでください。用語集は自社の表記ルールに限定し、個人情報や取引先の機密は含めない運用にします。地名や一般的な取引先名など、公開情報の範囲にとどめるのが安全です。
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