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「営業時間は?」にAIが間違えて答える問題|福岡の事業者がサイトの基本情報を整える5つの手順

AI検索が営業時間や定休日を間違えて答える原因と直し方を、福岡の事業者向けに解説。現状確認、情報の置き場所、表記の揃え方、構造化データ、直した後の確かめ方まで5つの手順でまとめました。

野村直矢

野村 直矢

KOKORASHI AI / 福岡のAI導入支援・LINE Bot開発

福岡の事業者から「AIに自社の営業時間を聞いたら、前に使っていた古い時間を答えられた」という相談を受けることが増えました。原因の多くはAIの性能ではなく、自社サイトの中で営業時間の書き方が食い違っていることにあります。私がお伝えしているのは、記事を増やす前に、営業時間・定休日・住所・電話番号といった基本情報を整えるという順番です。作業自体は半日で終わります。

AI検索は公開情報を寄せ集めて答えている

ChatGPTやGoogleのAI検索が店舗情報を答えるとき、参照しているのは自社サイト、Googleビジネスプロフィール、ポータルサイト、SNSといった公開情報です。人間なら「トップページの記載が新しそうだ」と判断できますが、AIは複数の記載を等しく拾い、もっともらしい形にまとめてしまいます。

天神で店舗を構える事業者さんの例では、トップページに「10:00〜19:00」、フッターに「10:00〜18:30」、数年前のお知らせ記事に「当面は17:00まで」と3種類の記載が残っていました。人が読めば古い記事だと分かりますが、AIには判別できません。

問い合わせの前にAIで営業時間を確かめるお客様が増えている以上、誤答は来店の取りこぼしに直結します。

手順1:まず自社名で聞いて、現状を確かめる

直す前に、AIが今どんな内容を答えているかを見てください。ChatGPTやGoogleのAI検索に、次のように聞きます。

  • 「(屋号)の営業時間と定休日を教えてください」
  • 「(屋号)の所在地と駐車場の有無を教えてください」
  • 「(屋号)に予約は必要ですか」

返ってきた答えをそのままメモに残します。間違っている項目に印をつければ、直す対象の一覧がそのまま出来上がります。回答の中に参照元のリンクが出る場合は、リンク先も控えておいてください。誤った情報の出どころが特定できます。

手順2:基本情報の置き場所を1か所に決める

次にやるのは、営業時間の「正解」を置く場所を1つに決めることです。私がすすめているのは、会社概要ページ、または店舗情報ページに正式な記載をまとめ、他のページからはリンクで飛ばす形です。

  • 正式な営業時間・定休日・住所・電話番号・アクセスを1ページに集約する
  • フッターやトップページには、集約したページへのリンクを置く
  • 過去のお知らせ記事に書いた一時的な営業時間は、記事末尾に更新日と現在の案内リンクを追記する

古い記事を消す必要はありません。記事内に「現在の営業時間は店舗情報ページをご確認ください」と一行足すだけで、AIも人も最新の記載にたどり着けます。

手順3:書き方を揃えて、臨時休業の扱いを決める

同じ内容でも書き方がばらばらだと、AIは別々の情報として扱います。社内で表記のルールを決めてください。

  • 時間は「10:00〜19:00」の形に統一する(10時〜19時と混在させない)
  • 定休日は「毎週水曜日、第2火曜日」のように曜日を明記する
  • 「不定休」だけで済ませず、確認方法(電話・公式LINEなど)を添える
  • 年末年始・お盆・臨時休業は、期間を書いた上で終了後に削除する

臨時休業のお知らせを消し忘れると、終わった後も休業中だと答えられ続けます。私は「掲載開始日と削除予定日をセットで決める」ようお願いしています。

手順4:構造化データと外部の情報を一致させる

サイト側の記載を整えたら、機械が読み取る形の情報も揃えます。JSON-LDという形式で、事業者名・住所・電話番号・営業時間を書いておくと、AIが誤読しにくくなります。

あわせて、Googleビジネスプロフィール、地図サービス、業種別のポータルサイト、SNSのプロフィール欄も確認してください。外部の記載が古いままだと、サイトを直しても誤答は残ります。私が確認をお願いしている項目は次の4点です。

  • 屋号・店舗名の表記(株式会社の有無、スペースの入り方まで揃える)
  • 住所(ビル名・階数まで同じ書き方にする)
  • 電話番号(ハイフンの入れ方を揃える)
  • 営業時間・定休日

KOKORASHI AI(ココラシエーアイ)では、構造化データの記述と外部情報の点検をまとめて行っています。技術的な設定より、まず記載の食い違いを潰す作業のほうが効果は大きく出ます。

手順5:直した後、期間をおいて答え方を確かめる

修正した内容がAIの回答に反映されるまでには時間がかかります。私は2週間後と1か月後に、手順1と同じ質問をもう一度投げてもらうようお願いしています。

反映が遅いと感じたときに効くのは、サイトの更新日を明示することと、同じ内容を扱うページを増やしすぎないことです。営業時間を書いたページが5つあれば、AIは5つの記載を比べます。1つに集約されていれば、迷いようがありません。

基本情報の整合は、記事を10本書くより地味な作業です。ただし、AIに聞いてから来店するお客様が増えている今、最初に手を付ける価値がある改善だと考えています。

まとめ

  • AIは公開情報を寄せ集めるため、サイト内の食い違いがそのまま誤答になる
  • まず自社名で聞いて、間違っている項目を洗い出す
  • 営業時間の正解を1ページに集約し、他はリンクで飛ばす
  • 表記を統一し、臨時休業は削除予定日をセットで決める
  • 構造化データと外部サイトの記載も揃え、2週間後に答え方を再確認する

よくある質問

Q. AIが古い営業時間を答えるのは、なぜ起きるのですか?
AIは自社サイト、Googleビジネスプロフィール、ポータルサイト、SNSなどの公開情報をまとめて答えます。サイト内のトップページ、フッター、過去のお知らせ記事で営業時間の記載が食い違っていると、AIは古い記載も等しく拾ってしまいます。

Q. 古いお知らせ記事は削除したほうがいいですか?
削除しなくて構いません。記事末尾に更新日と、現在の営業時間を載せた店舗情報ページへのリンクを追記すれば、AIも読者も最新の記載にたどり着けます。ただし終了した臨時休業の告知は、期間終了後に削除してください。

Q. 修正した内容がAIの回答に反映される時期の目安はありますか?
サービスや巡回のタイミングによって差があるため、一律の期間は言えません。私は2週間後と1か月後に同じ質問をもう一度投げて、反映を確かめる方法をおすすめしています。反映を早めるには、営業時間を書いたページを1つに集約することが有効です。

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