
商品説明・キャッチコピーをAIで量産するコツ|「自社らしさ」を失わない書かせ方
AIに書かせると当たり障りのない文章になる。福岡の中小事業者が商品説明やキャッチコピーをAIで量産しつつ、自社らしさと事実の正確さを保つための具体的な指示の出し方を解説します。
詳しく見る →福岡の事業者向けに、AIで商品説明文やキャッチコピーを量産するコツと注意点を解説。テンプレ化・トンマナ統一・薬機法チェックまで、相談現場の具体例で紹介します。
野村 直矢
KOKORASHI AI / 福岡のAI導入支援・LINE Bot開発
「ネットショップの商品説明、100点分も自分で書く時間がない」。これは博多でアパレルの通販をされている方から実際にいただいた相談です。新商品が入るたびに説明文とキャッチコピーを書くのが追いつかず、結局どの商品も似た文章になってしまう。同じ悩みを、天神のサロンや地場の食品メーカーさんからも何度も聞いてきました。
先に結論をお伝えします。AIでコピーは確かに量産できます。ただし「丸投げ」では使い物になりません。自社の型と素材をAIに渡し、最後は人が直す。この運用にすれば、小さな事業者でも質を落とさず数をこなせます。私はAI導入支援を行うKOKORASHI AI(ココラシエーアイ)として、福岡の現場でこのやり方を一緒に組み立ててきました。今日はそのコツと、見落とすと危ない注意点をまとめます。
糸島で雑貨を扱う方から「ChatGPTに商品名を入れても、ふわっとした文章しか出ない」と相談を受けました。原因はシンプルで、AIに渡している情報が少なすぎるからです。
AIは魔法ではなく、与えた素材を言い換える道具に近いものです。だから私がいつもお伝えするのは、書かせる前に次の素材を箇条書きで渡すことです。
この4点を渡すだけで、出力の質は大きく変わります。逆に言えば、ここを人間が決めずにAIに考えさせると、当たり障りのない文章しか返ってこないのです。素材集めは地味ですが、ここが全体の8割を決めます。
量産で一番効くのが、毎回ゼロから指示せず型(テンプレート)を作って使い回すことです。天神のセレクトショップさんとは、こんな型を一緒に作りました。
この構成を毎回プロンプトの先頭に貼り付け、あとは商品ごとの素材だけ差し替えます。すると30商品でも文章の骨格が揃い、ショップ全体のトーンが安定します。バラバラだった説明文に統一感が出て、「ブランドらしさが戻った」と言っていただけました。
キャッチコピーは「1案」ではなく10案まとめて出させるのがコツです。人が選び、良いとこ取りで1本に仕上げる。AIは案出しの相棒、決めるのは人、という分担にすると速くて外しません。
久留米の和菓子店さんで起きたのが「AIの文章が急に若者言葉になる」問題でした。老舗の落ち着いた雰囲気と合わず、そのままでは使えません。
これはトーンとマナーを言葉で指定していないことが原因です。AIは指定がないと、それらしい平均的な文体を選んでしまいます。私はプロンプトに次のような一文を必ず足してもらっています。
たった3行ですが、これがあるだけで「自社っぽさ」が保たれます。お店の世界観は、AIではなく自分の言葉で定義しておく。ここは手を抜かない部分です。一度決めれば、以後の量産すべてに効いてきます。
これが一番の注意点です。AIは「肌が生まれ変わる」「飲むだけで痩せる」といった言い切り表現を平気で書いてしまうからです。サプリや化粧品、健康食品を扱う事業者さんでは特に危険です。
福岡でも美容系のECをされている方から「AIが書いた文をそのまま載せて指摘を受けた」という相談がありました。薬機法や景品表示法に触れる表現は、AIには判断できません。私がお願いしているのは次の運用です。
AIに「薬機法に違反しない表現で」と頼んでも、抜けは出ます。最終の責任は人が持つ。この一線を守るだけで、後々の大きなトラブルを防げます。量産のスピードに乗って、ここを飛ばさないことが何より大事です。
AIの文章をそのまま貼ると、不思議と「どこかで読んだ感じ」が残ります。これは多くの相談で共通する悩みです。
私がお伝えするのは、最後に3か所だけ人が直すという小さなルールです。全部書き直す必要はありません。
この3か所だけで、AI感はぐっと消えます。特に「実体験を1つ足す」は強力で、作り手しか知らない一言が入るだけで文章に体温が宿ります。AIは下書き、仕上げは人。この役割分担が、読まれるコピーと埋もれるコピーの分かれ目です。
いきなり全商品をAI化する必要はありません。地場の食品メーカーさんには「まず売れ筋10商品だけ」とお伝えしました。小さく始めて手応えを確かめるのが、失敗しないやり方です。
その際におすすめしているのが、導入前後を記録して比べることです。数字で見えると、続ける判断がしやすくなります。
こうして効果を見える化すると、社内でも「続ける価値がある」と納得が得られます。KOKORASHI AIでは、こうした型づくりから運用の定着まで伴走しています。料金は初期費用0円・月額4,800円(税込)から。まずは身近な一画面の改善から、一緒に始められます。
Q. AIで書いた商品説明をそのまま公開しても大丈夫ですか?
そのままの公開はおすすめしません。特にサプリや化粧品など効果効能に触れる商材は、薬機法や景品表示法に違反する言い切り表現をAIが書いてしまうことがあります。出力後は必ず人が一度読み、冒頭や実体験を手直ししてから公開してください。最終の責任は人が持つのが原則です。
Q. AIを使えばコピーライターは不要になりますか?
不要にはなりません。AIは案出しや下書きの相棒として非常に優秀ですが、自社の世界観の定義、トンマナの判断、法的なチェック、実体験の追加は人にしかできません。AIは下書き、仕上げと判断は人、という分担にすると、少ない時間で質の高いコピーを量産できます。
Q. どの商品から始めるのがよいですか?
まずは売れ筋の10商品ほどに絞って始めるのをおすすめします。最初に自社の型(テンプレート)を作り、その10商品で手応えと作業時間の短縮を確かめてから広げると失敗しにくいです。導入前後の作業時間やページの閲覧数を記録しておくと、続ける判断がしやすくなります。
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