
AI検索に選ばれる記事は「更新日」で差がつく|情報の鮮度を保つ運用
AI検索に引用されるには記事の鮮度が効きます。日付だけ変える更新が逆効果になる理由、実際に直すべき箇所のチェックリスト、月1時間で回すリライト運用を福岡の事業者向けに解説します。
詳しく見る →AI検索で自社サイトが出てこない原因を5つに整理しました。画像頼みの情報、PDF任せ、更新日の欠落、クロール拒否設定など、福岡の中小事業者が最初に直す場所を解説します。
野村 直矢
KOKORASHI AI / 福岡のAI導入支援・LINE Bot開発
私がKOKORASHI AI(ココラシエーアイ)で福岡の事業者から受ける相談で増えているのが、「Google検索では出るのに、ChatGPTやAI検索では名前すら出てこない」という声です。原因を調べると、順位の問題ではなくそもそもAIに本文が読まれていないケースがほとんどです。福岡の中小事業者が最初に確認すべき5つの原因と、直し方を書きます。
福岡市内の飲食店さんのサイトを拝見したとき、営業時間・定休日・メニュー・価格のすべてが1枚の画像に収まっていました。人間が見れば読めますが、AIが本文として取り込めるとは限りません。
直し方はシンプルです。画像で見せるのは構わないので、同じ内容を本文のテキストでも書く。デザインを崩さずに済ませたいなら、画像の下に小さめの文字で一覧を置くだけでも効果があります。
あわせて画像のalt属性にも内容を書きます。ただしaltは補助であって、本文の代わりにはなりません。順番としては、本文テキストが先、altは後です。
士業事務所や建設関連の会社に多いのが、料金表や業務案内をPDFで置いている形です。PDFはAIが読み取れる場合もありますが、HTMLページと比べて拾われにくく、抜粋して引用されにくい形式です。
私が勧めているのは、PDFは残したまま、同じ内容のHTMLページを作るやり方です。印刷して渡したいお客様にはPDF、Webで読む人とAIにはHTMLページ、と役割を分けます。両方を用意すると、更新のたびに2か所直す手間が生まれるため、更新頻度が高い料金表はHTMLを正とし、PDFは年に一度作り直す運用にすると回ります。
制作会社に作ってもらったサイトで、スクロールに合わせて文章が浮かび上がる演出が入っていることがあります。演出自体は問題ありませんが、本文がJavaScriptの実行後にしか存在しない作りだと、AIのクローラーが空のページとして取得する可能性があります。
確認方法は簡単です。ブラウザでページのソースを表示し、文章がHTMLの中に文字として入っているかを見ます。ソースに文字がなく、開発者ツールで見たときにだけ文章がある場合は、制作会社に「サーバー側で本文を出力してほしい」と依頼してください。
私は福岡の事業者のサイトを見るとき、まずソースを開いて本文の有無を確認します。デザインの華やかさとAIへの伝わりやすさは別の話だと考えてください。
AI検索は、質問に対して新しい情報を優先します。ページに更新日が書かれていないと、AIは古い情報かどうかを判断できません。判断できない情報より、日付が明確な他社の情報が選ばれます。
終了したページを消すのが不安なら、ページ自体は残して冒頭に「(2026年3月をもって受付を終了しました)」と明記します。終了の事実を書いておくと、AIが現行サービスとして紹介する誤りを防げます。
意外と多いのが、制作時のテスト設定が公開後も残っているケースです。サイト全体のクロールを拒否する設定や、AIのクローラーだけを弾く設定が入っていると、どれだけ良い記事を書いても読まれません。
確認するのは次の2か所です。
AIのクローラーを意図的に拒否したい会社もあります。判断は自由ですが、AI検索から見つけてもらいたいなら拒否設定は外す必要があります。両立はしません。
5つの原因を確認する前に、状況を切り分けると作業が早く進みます。私が福岡の事業者と一緒にやっている手順は次のとおりです。
4つを通して問題がなければ、読まれてはいるが選ばれていない段階です。選ばれない場合は、書き方の問題に移ります。結論を冒頭に置く、質問と回答の形にする、対応エリアを文字で書く、といった改善が効きます。
修正したら、実際にAIへ質問して答え合わせをします。会社名で聞く、サービス名で聞く、地域名とサービス名の組み合わせで聞く、の3通りを試してください。
反映には時間がかかるため、翌日の変化は期待しないでください。1か月ほど間を空けて同じ質問を繰り返し、説明の中身が変わったかを記録するのが現実的です。記録を残しておくと、次にどこを直すかを迷わずに決められます。
KOKORASHI AIでは初期費用0円・月額4,800円(税込)からAIチャットの導入を支援しており、あわせてホームページ側の情報整理もお手伝いしています。私は印象診断LABOという約400万円規模の受託開発から、LINE Botやn8nを使った小さな自動化まで手がけてきましたが、AI検索対策に関しては大きく作り直すより、読まれない原因を1つずつ消すほうが早く効きます。
Q. 自社サイトがAIに読まれているかどうかを、どうやって確認できますか。
ブラウザでページのソースを表示し、本文が文字としてHTMLの中に入っているかを確認してください。あわせてサイトのアドレスの末尾に /robots.txt を付けて開き、全体のクロールを拒否する記述が残っていないかを見ます。2点に問題がなければ、読まれてはいるが選ばれていない段階だと判断できます。
Q. PDFの料金表をHTMLページに作り直す必要はありますか。
PDFは残したまま、同じ内容のHTMLページを追加する方法を勧めています。印刷して渡したいお客様にはPDF、Webで読む人とAIにはHTMLページ、と役割を分けます。更新頻度が高い料金表はHTMLを正とし、PDFは年に一度作り直す運用にすると、二重管理の負担を抑えられます。
Q. 終了したサービスのページは削除すべきですか。
削除しなくても構いませんが、冒頭に終了時期を明記してください。日付とともに受付終了の事実を書いておくと、AIが現行サービスとして紹介する誤りを防げます。削除するとリンク切れが発生する場合もあるため、終了の告知を残す方法のほうが安全です。
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