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AI検索からの流入は測れる?福岡の事業者がGA4で「AIから来た人」を数える手順

ChatGPTやPerplexityからの流入はGA4の参照元で数えられます。Google検索のAI要約経由が分けられない理由と、問い合わせフォームで補う方法を福岡の中小事業者向けに解説します。

野村直矢

野村 直矢

KOKORASHI AI / 福岡のAI導入支援・LINE Bot開発

「ChatGPTでうちの名前が出るようになったらしいけれど、実際にお客さんは来ているんですか」。福岡の事業者さんから増えている質問です。答えはGA4の参照元を見れば、AI検索から来た人はある程度まで数えられるになります。ただし全部は数えられません。数えられる部分と数えられない部分を分けて考える進め方が、遠回りに見えて一番早い方法です。

AI検索からの流入は「参照元ドメイン」で見分ける

ChatGPTやPerplexityの回答に自社サイトのリンクが載り、読者がリンクを踏むと、アクセス解析には参照元としてAIサービスのドメインが記録されます。代表的なドメインは次のとおりです。

  • chatgpt.com(ChatGPT)
  • perplexity.ai(Perplexity)
  • claude.ai(Claude)
  • gemini.google.com(Gemini)
  • copilot.microsoft.com(Microsoft Copilot)

ドメイン一覧を手元に置いておけば、GA4でも他の解析ツールでも、AI経由の訪問をまとめて拾えます。まずは一覧をメモ帳に控えるところから始めてください。

GA4で確認する4ステップ

Googleアナリティクス4(GA4)で見る場合、私が福岡の事業者さんに案内している手順は次の4つです。

  • 左メニューの「レポート」から「集客」→「トラフィック獲得」を開く
  • 期間を過去90日など長めに設定する(AI経由は件数が少なく、短期間だと0件になりがち)
  • 表の上にある検索窓に「chatgpt」と入力して絞り込む。同様に「perplexity」「claude」「copilot」でも確認する
  • セッション数とエンゲージメントのあったセッション数を、月ごとにメモへ書き写す

ディメンションを「セッションの参照元」に切り替えると、ドメイン単位で並びます。慣れてきたら探索レポートで参照元と着地ページを掛け合わせてみてください。AIに引用されている記事が特定できます。引用されている記事が分かれば、似た構成の記事を増やすという次の一手を決められます。

Google検索のAI要約からの流入は分けて数えられない

正直にお伝えすると、計測には大きな穴があります。Google検索の中に表示されるAIによる要約やAIモードからの訪問は、参照元がGoogleの検索として記録されるため、通常の検索流入と混ざります。AI要約経由で何人来たかを切り出して数える方法は、現時点では用意されていません。

加えて、AIの回答を読んだだけでサイトを訪れない読者もいます。天神の士業事務所さんでは、初回相談で「ChatGPTで調べたら名前が出てきたので」と言われる場面が増えている一方、解析上の chatgpt.com からの訪問は月に数件でした。解析の数字は、AI検索での露出の一部しか映しません。数字を唯一の判断材料にすると、実態を見誤ります。

件数が小さくても落胆しなくてよい理由

AI経由の訪問数は、検索エンジン経由と比べると桁がひとつもふたつも小さくなります。月に数件という規模も珍しくありません。件数の少なさで判断をやめてしまう事業者さんが多いのですが、私は2つの理由で早すぎる撤退を止めています。

  • AI経由の訪問は目的がはっきりしている。AIが答えたうえで「詳しくは公式サイトへ」と案内した結果なので、検討が進んだ状態の読者が多い
  • 露出じたいが問い合わせ時の会話に効く。訪問しなくても社名が記憶に残るため、後日の指名検索や紹介につながる

件数ではなく、問い合わせに至った割合と、問い合わせ時に語られたきっかけの言葉を見るほうが実態に近づきます。

アクセス解析だけに頼らない「聞く」計測

解析で拾えない部分は、直接聞くのが確実です。問い合わせフォームに1問だけ足すやり方を、私はいつも提案しています。

  • 設問: 「当社を知ったきっかけを教えてください」
  • 選択肢: 検索(Googleなど)/AIに聞いた(ChatGPTなど)/SNS/紹介・口コミ/広告/その他
  • 必須にはせず任意回答にする(必須にすると入力の途中離脱が増える)

選択肢に「AIに聞いた」を入れておくだけで、解析に映らない層を拾えます。糸島の工務店さんでは、設問を足した翌月から、AI経由と答える方が実際に現れました。電話が中心の業種なら、一次対応のスタッフに一言たずねてもらい、日報に書き足す形でも十分です。

さらに、Google Search Console で会社名・屋号での検索回数を月次で見ておくと、露出の広がりを間接的に確かめられます。AIで名前を知った読者は、後から社名で検索する行動を取りやすいためです。

月1回・15分で終わる記録フォーマット

計測は続かなければ意味がありません。私が勧めているのは、スプレッドシート1枚に月1回書き足すだけの記録です。

  • AIサービス別のセッション数(chatgpt.com / perplexity.ai / claude.ai ほか)
  • AI経由で最も見られた着地ページ(上位3本)
  • Search Console の指名検索の表示回数・クリック数
  • 問い合わせ件数と、「AIに聞いた」と答えた件数
  • 当月に公開・更新した記事の本数

5項目なら15分で埋まります。3か月ぶんたまると、記事を出した月と流入が動いた月のずれが見えてきます。AEO(AI検索対策)は効果が出るまで時間がかかるため、単月で判断せず、3か月単位の折れ線で眺めるのが失敗しないコツです。

よくある失敗4つ

  • 導入直後に毎日見てしまう。件数が少ないので、日次では上下に振れるだけで判断材料になりません
  • 件数だけ見て中身を見ない。着地ページを見れば、AIに拾われている記事が特定できます
  • フォームの設問を必須にする。回答率は上がっても問い合わせ自体が減っては本末転倒です
  • 記録を残さない。GA4の画面を眺めるだけでは、半年後に比較ができません

KOKORASHI AI(ココラシエーアイ)では、初期費用0円・月額4,800円(税込)からAIチャットの導入と運用を支援しており、AI検索での露出づくりと計測の設計もあわせてお手伝いしています。福岡で「AIに引用されるサイトにしたい」とお考えの事業者さんは、お気軽にご相談ください。

まとめ

  • ChatGPT・Perplexity・Claude・Copilot などからの訪問は、GA4の参照元ドメインで数えられる
  • Google検索のAI要約・AIモード経由の訪問は、通常の検索流入と分けて数えられない
  • 解析に映らない層は、問い合わせフォームの「知ったきっかけ」設問で拾う
  • 件数の少なさで撤退せず、問い合わせに至った割合ときっかけの言葉を見る
  • 月1回・5項目の記録を3か月ためて、折れ線で判断する

よくある質問

Q. GA4でAI検索からの流入を見るには、どのレポートを開けばよいですか?
「レポート」→「集客」→「トラフィック獲得」を開き、検索窓に chatgpt や perplexity と入力して絞り込みます。件数が少ないため、期間は過去90日など長めに設定するのがおすすめです。

Q. Google検索のAIによる要約からの訪問も数えられますか?
分けて数える方法は現時点で用意されていません。参照元がGoogleの検索として記録されるため、通常の検索流入と混ざります。問い合わせフォームの「知ったきっかけ」設問で補うのが現実的です。

Q. AI経由の訪問が月に数件しかありません。対策をやめるべきでしょうか?
件数だけで判断しないことをおすすめします。AI経由の訪問は検討が進んだ読者が多く、訪問に至らなくても社名が記憶に残る効果があります。問い合わせに至った割合と、きっかけとして語られた言葉を3か月単位で見てください。

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