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書いた人が見えないサイトはAIに選ばれにくい|福岡の事業者が著者プロフィールを整える手順

AI検索に引用されるサイトには、誰が書いたのかが分かる著者情報があります。福岡の中小事業者が著者プロフィールを整えるための項目・置き場所・書き方の手順をまとめました。

野村直矢

野村 直矢

KOKORASHI AI / 福岡のAI導入支援・LINE Bot開発

「記事は増えたのに、AIに紹介されない」。福岡の事業者から受ける相談で、ここ半年でいちばん増えた質問です。記事の本数を見せてもらうと、内容はしっかり書けている。ただし、誰が書いたのかがどこにも書いていない。KOKORASHI AI(ココラシエーアイ)として著者情報の整備をおすすめしている理由と、手を動かす順番を整理します。

AIは「誰が言っているか」を探している

ChatGPTやGoogleのAI検索は、質問に答えるときに複数のページを読み比べます。書いてある内容が同じなら、裏づけのはっきりしたページのほうが引用されます。裏づけとは、実際に業務をしている人の名前・経歴・連絡先が確認できる状態のことです。

逆に、運営者が「編集部」としか書かれていないサイトは、内容が正しくても選びにくい情報源になります。人が読むときに感じる不安と、同じことがAIの側でも起きていると考えると分かりやすいと思います。

大名のサロンオーナーさんから「顔を出すのは抵抗がある」と言われたことがあります。私がお伝えしたのは、顔写真より先に、実名と経歴を書くほうが効くという点でした。

著者プロフィールに入れる7項目

盛り込みすぎると誰も読みません。最低限、次の7項目があれば十分です。

  • 実名:屋号やハンドルネームではなく、人の名前を書く
  • 肩書きと所属:「株式会社◯◯ 代表」「AI導入支援」など、立場が1行で分かる形にする
  • 専門分野:何について語れる人なのかを2〜3語で示す
  • 経歴・年数:業界歴、担当してきた業務、実際に手がけた案件の種類
  • 資格・実績:確認できるものだけを書く。盛らない
  • 連絡先:問い合わせフォームへのリンク、または事業所の所在地
  • 外部の活動:登壇、寄稿、メディア出演など、外から確認できる情報

7項目のうち、AI検索で差がつきやすいのは「経歴・年数」と「外部の活動」です。他のサイトからも同じ人物として確認できるほど、情報源としての確かさが上がります。

置き場所は「1ページ集約+全記事からリンク」

よくある失敗は、記事の末尾に3行だけ書いて終わりにする形です。3行では判断材料になりません。

おすすめは、著者専用のページを1枚作り、全記事の末尾から必ずリンクを張る形です。記事末には名前・肩書き・1〜2行の紹介だけを置き、詳しい経歴はプロフィールページ側に集約します。更新が必要になったときも1ページを直すだけで済みます。

会社概要ページと役割が重なるように見えますが、目的が違います。会社概要は法人の情報、著者プロフィールは書いた人の情報です。両方を用意して、相互にリンクを張ってください。

構造化データで機械にも伝える

人が読む文章に加えて、機械が読む形でも著者情報を置いておくと確実です。記事ページの構造化データに、著者を示す情報とプロフィールページのURLを入れます。

難しい実装ではありません。WordPressやmicroCMSなどで作られたサイトなら、記事テンプレートに1回追加すれば全記事に反映されます。制作会社に依頼する場合も、「記事の構造化データに著者情報とプロフィールURLを入れてほしい」と伝えれば通じます。

福岡の事業者にとっての具体的な効き方

地域名で探されるビジネスほど、著者情報の効果が出やすいと感じています。「福岡 AI 導入 相談」のように地域名の入った質問では、AIは福岡で実際に活動している人を探します。福岡での登壇歴や地元企業との仕事が書いてあるプロフィールは、地域の質問に対する答えとして選ばれやすくなります。

私自身、KOKORASHI AIのサイトでは実名の野村直矢で記事を書き、福岡での活動をプロフィールに載せています。匿名の記事を量産するより、実名で書いた記事を積むほうが、相談につながる確率が高いというのが実感です。

よくある失敗3つ

  • 肩書きだけ立派で中身がない:「AIの専門家」とだけ書いても判断材料になりません。何をしてきた人かを具体的に書きます
  • 実績を盛る:確認できない数字を書くと、他の情報と食い違ったときに信頼を落とします。確認できるものだけ書いてください
  • 古いまま放置する:3年前の肩書きのままでは、今の活動を裏づけられません。年に1回は見直します

今日からの手順

  • 1日目:7項目をメモ帳に書き出す。書けない項目は空欄のままで構いません
  • 2日目:著者プロフィールページを1枚作る。文章量はA4で1枚あれば十分です
  • 3日目:全記事の末尾から、プロフィールページへのリンクを張る
  • 4日目以降:構造化データへの反映を、制作会社か社内の担当者に依頼する

まとめ

  • AI検索は答えの裏づけを探すため、書き手が特定できない記事は引用されにくい
  • 著者プロフィールには、実名・肩書き・専門分野・経歴・実績・連絡先・外部の活動の7項目を入れる
  • 専用ページを1枚作り、全記事から必ずリンクを張る。会社概要とは役割を分ける
  • 構造化データに著者情報とプロフィールURLを入れて、機械にも伝わる形にする
  • 地域名で探されるビジネスほど、福岡での活動を書いたプロフィールが効く

よくある質問

Q. 顔写真は必ず載せないといけませんか。
必須ではありません。優先順位としては、実名・肩書き・経歴のほうが先です。顔写真は人が読むときの安心感に効きますが、抵抗がある場合は手描きのイラストなど、同じ人物だと分かる形でも役割を果たせます。

Q. 社員が複数人で記事を書いている場合はどうしますか。
書いた人ごとにプロフィールページを用意し、記事の末尾から本人のページへリンクを張ります。全員分を作るのが難しい場合は、まず記事本数の多い書き手から順に整備してください。「編集部」名義のままにするより効果があります。

Q. プロフィールを整えると、どのくらいで効果が出ますか。
AI検索に反映されるまでの期間は、サイトの規模や更新頻度によって変わるため、一律の日数はお伝えできません。効果を見たい場合は、整備した日付を記録しておき、指名検索の回数やAI検索経由の流入を前後で比べる形をおすすめします。

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